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ロックな熊はあつかった!

ROCKIN'BEAR 黒姫トレイルランニングレースに参加してきました。

梅雨ながら当日朝は晴れ時々曇。しかし何となく湿気が多く、いや〜な感じ。こういうときが一番熱中症になりやすい。
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ロングコースに今年は若干コース変更があって距離は44キロ。
「走れるコース」というキャッチフレーズは大体林道が多い場合に使用されますが、その通り。

距離がミドルレンジなのでスタートは早いです。8時半のスタートに間に合わせるべく、家を2時半くらいに出ました。金曜日に仕事を速攻で片付け、夕食後即寝でも5時間も寝られません。

しかし会場は高速のインターからすぐなので意外と移動時間は短く、6時過ぎには会場に到着してしまいました。これならもっと寝られた・・・。

水分はソフトフラスコ2本、ハイドレに1Lの計2リットル持ちましたが、実際これでも足りず、後で大変な事になりました。ブリーフィングで主催者の方が「喉が渇いたら川の水を飲んでください!大丈夫ですから!」と言っていましたが、そんな・・・。なかなか飲めませんよ。エキノコックスみたいなの恐いし・・・。浄水器持っていけば良かった。

定刻にスタート。今回はいろいろ考えて最後尾からスタートすることにしました。
ロングの参加人数は400人いないくらい。あれっ?少ないな、と思いました。
ネイチャーシーンの大会には珍しく渋滞することがあるらしいので、そのあたりが敬遠されたのかも。
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まず会場周辺のトレイルをぐるっと回って4キロ程で会場に戻ってきます。スタート地点が第一エイド。
第一エイド、近すぎます。
スポドリとコーラを1杯ずつもらって出発。

・・・暑いです。既に滝汗状態。累積標高はそれほどでもないのですが、ダラダラした林道とガツンとした急坂のメリハリが結構きます。名物のモンスターヒルは視覚的には凄いですが、木段で実はたいしたことありませんでした。

渋滞の起きやすいという2人ずつ歩いてわたらなければならない吊り橋は10人ほどの列で済みました。

吊り橋を渡ってボーッと走っていたら、ミスコース。
後ろから「おーい!違うよ〜!」と声をかけてもらい気がつきました。ほんと助かりました。

発電所の樹脂マットの敷かれた九十九折りの急登は信越五岳でもおなじみのコース。ですが、トレイルに戻ると季節が違うためか、なんだか記憶にありません。こんな景色だったっけ・・・。

しばらく走って第二エイド(16キロ)。既に両ソフトフラスコは空状態。ハイドレの水も多分半分ほどは飲んでいるはず。コップにスポドリとコーラを交互に5杯。少し落ち着いてソフトフラスコに水を補給して、ショッツと青汁を投入後、またコップに5杯ほどスポドリとコーラ。計1L程飲んでチャポチャポのお腹でエイドを出てしばらく歩きました。

やがて長い林道に。ここでトップ集団の選手の皆さんとすれ違いました。皆さん結構疲れた感じ。この先の激登りの厳しさがうかがえます。

そして激登り。何段階かで急登がやってきます。

途中でスタッフの人に「もう登り終わりですか?」と聞くと「あと200メートル」との応え。

あと200メートルで上り坂が終わりかと思ったら、200メートル先から最後の急登が始まりました。

ここも何とかクリア。ここから下り。下りはいいですが水分が心許なくなってきました。

この区間。第二第三(同一場所)エイドの間が16キロもあるのはかなり過酷です。・・・水、足りません。

この時期(6月末)の気温で一番ハードな区間に16キロエイドがないというのはかなり厳しいです。この区間で2リットルの水分が完全になくなりました。

第三エイド手前にトイレがあったので何気なく寄ってみたところ。驚愕!!!

・・・色がむちゃくちゃヤバい。
完全に水分不足。走っていてこうなったのは人生2回目。前回は24時間走の時。
・・・そ、そんなに過酷なのか、ロックの熊。

汗で出た分が明らかに摂取した水分量を超えています。
どこかが痛いとか自覚症状はなかったものの、これで完全に戦意喪失。「無事にゴールすること」が目標になりました。

第三エイドに着いてソフトフラスコからハイドレまで全部に水分補給。天気が曇りになって気温も涼しくなってきましたが、水分が切れることが何よりもおそろしい。
前後した他のランナーとも「この大会、エイド少なすぎですよね〜」などと話しながら走りました。

ラスト5キロでこれで終わりかと思って林道とトレイルをゆっくりながら走り続けましたが、最後の最後に急登。往路で通った筈ですが、記憶が飛んでいます。

早くゴールしたい一心で最後の力を振り絞ってガシガシ登り、長いシングルトラック。
あと1キロくらいかな、と思ったところで「あと2キロ」の表示。
最後のシングルトラックの長いこと長いこと。

パッと景色が開けるとたくさんのランナーが。・・・ショートの部のランナーの皆さんでした。

最後の坂を駆け登って、見覚えのあるスタート会場へ。そしてゴール。

当初予定したゴールタイムを30分以上オーバーしましたが、最後尾からスタートしたこと、途中熱中症気味で脱水状態になったことを考えれば上々でした。

ゴールで待っててくれた家内が麦茶、コーラ、カフェオレ、ノンアルコールビールやらを次々と買ってきてくれ、お腹がタプタプになるまで飲みました。



ROCKIN'BEAR 黒姫トレイルランニングレース。

アツイ黒姫のロックな熊にしてやられた大会でした。
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by run-lenotre | 2017-06-26 20:08 | トレイルレース