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修行走2017

今年も身延山、七面山で「修行」してきました。

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当日はやや寒いものの快晴。
ふたつの山からはどちらも美しい富士山がくっきり望めました。

身延入りは前日夕方。宿坊に入って受付に行き、知り合いの方々に挨拶などをしてから一旦宿に戻り夕食。前夜祭に出るか迷いましたが、布団を敷いてゴロゴロしていたら、いつの間にかお風呂にも入らず寝入ってしまいました。

翌朝。4時に起きて準備。6時前に朝食。7時過ぎまでゆっくりして会場へ。
この大会のいいところは大体宿がスタート会場に近いので、準備万端(大会にありがちなトイレ渋滞とは無縁)でスタートに臨むことが出来ることです。

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スタートは7時半の予定でしたが、路線バスの通過を待つなどして7時40分スタートとなりました。

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スタート位置はほぼ最後尾。といってもスタート後も後方の暖かいテントの中に10〜20人がまだ残っていましたが・・・。

コースはいつもの長くて急な勾配。参道なので舗装されていたり、よく踏まれてはいますが、急坂なのでガシガシ登るのではなく、小さなストライドで小刻みにステップを踏んで登らないとかなり足にきます。

登り切って奥の院のエイドでスポドリと饅頭をもらい出発。

感井坊までの下りと十万部寺から赤沢までの急な下りは抑えたので今年もここで2〜30人に抜かされました。

羽衣エイドで補給していよいよ七面山の登りへ。

今年もポールのお世話になりました。はじめ調子よく登っていましたが、二十二丁目の灯籠あたりで力が出なくなり、前腿もヒクヒクしてきたので脇のベンチに腰掛け、マグオンと芍薬甘草湯を投入。右足先が何となくしびれ気味で足底も攣りそうです。

何とか頑張って四十五丁目あたりまで来ると山門が見え、終わりが近づきます。

少し下って敬慎院のエイド。ソフトフラスコ2本にスポドリを補充してもらい、コーラ、スポドリ、お汁粉などをいただいて出発。

角瀬までの長い長い下りのトレイル。はじめは慎重に降りていましたが、途中から調子が出てきてスピードを上げたら案の定、右足内転筋が攣りました。コース脇によけてストレッチ。ここからはポールを突きながらの慎重走りとなりました。

この下りは本当に長い。今年は膝痛は出ませんでしたが、足のあちこちが攣りそうで困りました。また聞きですが、ゲストランナーの渡辺千春さんによるとこれだけ長いトレイルの下りが続く大会はそうそうない、とのこと。

やっとの思いで角瀬のエイド。バナナ、スポドリ、コーラをもらって出発。

ここから赤沢のまでのアスファルト舗装路と赤沢集落内の石畳、さらに十万部寺までの急なコンクリートの舗装路が本当にキツい。
このパートが修行走で実は一番厳しい部分だと思います。

私はほぼ歩きでしたが、今年は何人か走るランナーを見かけました。・・・みんな若い。

やっとの思いで十万部寺。ここからは下りパート。緩やかなうちは周囲の他ランナーとほぼ並走出来ますが、勾配が急になるとこちらはペースを落とすのでそこで置いて行かれました。

終盤にはひとり旅となって、最後日蓮聖人の廟の参道でひとりのランナーを追い越した以外は前後に誰もいない状態。

身延の街に帰ってきて街の人々や関係者の応援を受けてゴール。

一昨年に比べタイムは二分弱プラス。相対的な評価の全体順位は14ランクダウン。
角瀬からの登りでもう少し走る事が出来ればいいのですが、まだまだ「修行」が足りないのだと思います。

優勝は小川壮太さん。あのコースをすべて走りきって4時間切りはさすが今絶好調のアスリートです。

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天気も富士山も紅葉も素晴らしかった今年の修行走。
はまる人は「はまる」し、一度出て「もうたくさん」という人もいるであろう不思議な大会です。

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by run-lenotre | 2017-12-02 09:31 | トレイルレース