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Fun Trails 50k

Fun Trails 50kに参加してきました。
大会開催が発表されたとき、思わず100kにエントリーしそうになりましたが、別の大会が控えていることもあり自重して50kにして正解でした。100kだったら体のダメージは半端でなかったと思います。50kでも相当タフなコースでした。
50kのスタートは飯能市観光案内所横の特設広場。飯能駅からは距離があり、シャトルバスが運営されていました。5時に飯能駅前にクルマで行って有料駐車場に停め5時半のバスで現場へ向かいました。四つあった受付台で自分の番号の列に並び受付をします。
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荷物を預けてトイレの列に並びますが、男子×4個、女子×2個しか仮設トイレがありません。男子の小専用がなかった事もあり当然大渋滞です。列はスタートまで続きました。
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奥宮さんのブリーフィング、動的ストレッチ講習の後、7時にスタート。
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大通り沿いの歩道を走りますが、人が多く歩道の車止めが直前まで見えないため何度もぶつかりそうになりました。
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住宅地を抜けて、最初の山、多峯主山へ。コースは基本ハイキング道なのでよく踏まれており、案内の矢印とテープが多数あるので気をつけていればコースをロストする事はありません。序盤は多少渋滞することもありましたが、ほとんど気になるレベルではなかった。
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6キロ程走った後一旦スタート地点に戻り、もう一度歩道を通り、信号を渡って(信号待ちがあります)次のポイント宮沢湖へ向かいます。
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トレーニングなどでよく走った宮沢湖ですが、湖周囲を回ります。
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宮沢湖を後にしてまた市街地に入り次の日和田山に向かいます。UTMFもそうですが、この大会も日本のロング大会に多い山と山を繋ぐロード区間が頻繁に現れます。日和田山は連休ということもあり、多くのハイカーで賑わっていましたが、まだ時間も早いことからランナー、ハイカー双方にストレスが少なかったのではないかと思います。
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下りに一部急斜面がありました。
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コースの感じは青梅丘陵ハイキングコースに近いものがあります。
物見山を経て鎌北湖へ。ここがA7。
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50kの最初のエイドになります。ここまで24キロもあり水分が足りなくなるかと心配しましたが、何とか持ちました。500ccのソフトフラスコに2/3程スポドリを補給してもらい、カップうどん1/4(まだ芯があり若干固かった)とフルーツポンチをいただいて出発。
観光客で賑わう鎌北湖を一周して再びトレイルへ。
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コースはやはりハイキング道として踏まれており走りやすい。A7からA8は距離も7.9キロと短く、気も楽になります。
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A8ではお茶漬けをいただきました。
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マイカップ持参が基本ですが、カップ麺やお茶漬けのコップをそのまま使ってスポドリやコーラをもらっていたので、結局最後までマイカップを出すことはありませんでした。エイドを出て一旦下り、八徳を通りいよいよ関八州見晴台への急登に入ります。
ものすごく長く続く九十九折りの登り。このコースで一番の難所(危険、という難所はこの後に出てきます)でした。長い登りを終えて美しい紅葉の絨毯の後に待つ急な石段。
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ですが、それまでの急登に比べればあっという間に登り切れてしまいます。A8とA9の間は10.4キロということですが、それ以上に長く感じます。霧も出てきて視界も悪くなり、黙々と山道(岩場あり)のアップダウンをこなして、時々ロードを走る繰り返しです。この時々出るロードが肉体的にも精神的にもほっとさせてくれます。
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段々とトレイルが踏まれていない感じになってきました。木の根っこなども相当出てきます。
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いよいよ最後のエイド。A9刈場坂峠。
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ここでは500ccのソフトフラスコ2本が完全に空になっていました。エイドを出るとコースの最高点丸山に向かいます。延々と続くアップダウンにこれまで耐えてきた大腿四頭筋も音を上げはじめ、一回止まったときにカチカチに固まって痛みが走りました。
仕方がないので腰を下ろしてザックから芍薬甘草湯(この日2包目)とマグマ、ウィグライプロ、ミックスナッツを取り出してしばし休憩。不思議なもので3分も休んでいると復活してきます。膝痛以外の筋肉の痛みは時間をかけると収まるようです。
やっと着いた丸山山頂。
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山頂からさらに2〜3のピークを越し、いよいよ激下り。マップでは4キロほどですが、実際は6キロ以上あると思います。このあたりはあまり通るハイカーもいない様で、やや荒れたトレイルには木の根、石が枯れ葉に埋もれており、慎重な足運びが要求されます。既に膝に痛みを感じている状態。はじめはトレイン状態で5〜6人のランナーと共に下っていましたが、やがて置いて行かれて一人になってしまいました。
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時々歩きを入れながら(下って行くほどガレて走るのは相当難しい箇所あり)、やっと木々の間から秩父の街が見えるようになると、着いたのは墓地。墓石の間のコンクリート舗装をおりて立派な門をくぐると住宅街にでます。
お寺さんの立派な門。
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ところがっ!
ここからゴール会場までのロードが長い。・・・6キロ以上あります。秩父の街を横断する勢いです。歩道橋あり、信号あり。トドメは羊山公園の登り。街中を何とか走って来た自分も最後の登りで歩いてしまいました。
やっと平坦になり、なんとかゴール。明るい内にゴール出来たものの、久しぶりに足はガタガタ。ヨタヨタとしか歩けなくなっていました。エイドでスポドリとコーラ、お汁粉をもらい、出店で豚汁、フランクフルトを買ってしばし休憩。
のんびり着替え、後続のランナーに声援を送りながら会場を後にし、秩父駅まで暗くなった道をヘッドライトをつけ10分ちょっと歩きました。

飯能駅からはクルマに乗り、近くの宮沢湖温泉へ。激混みの温泉でしたが運良く空いた露天風呂の端から宮沢湖を見下ろすと湖畔にいくつものヘッドライトが動くのが見えました。既に20時を回っていましたが100k参加のランナー達でしょう。宮沢湖から先のハードなコースを思い出しながら、心でランナー達に声援を送り、自分はトロトロと温泉に溶けていきました。
by run-lenotre | 2015-11-23 13:18 | トレイルレース