それぞれの探検
2016年 04月 10日
角幡唯介「空白の五マイル」。「アグルーカの行方」。
久しぶりにワクワクしながら読んでしまいました。角幡さんの作品の凄いところは、自身の探検ドキュメントにとどまらず、その探検についての取材調査を綿密に行い、自分の探検がその歴史の中でどういう位置づけになるかを考えながら行動している点にある気がします。文章も構成も単に時系列で並べるのではなく、読み物として人を引きつける力があります。また、生と死の狭間を行き来する探検で「生きる」ということがリアルに表されています。
自分がやっているトレイルランニングはこの人がいう探検とはとても言えない次元のものだとしても、この人の持つ「姿勢」みたいなものは共通する何かがある気がします。
100マイルレースを経験して燃え尽きかけているトレイルランナーにとって新しい何かを与えてくれる本だと思います。
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久しぶりにワクワクしながら読んでしまいました。角幡さんの作品の凄いところは、自身の探検ドキュメントにとどまらず、その探検についての取材調査を綿密に行い、自分の探検がその歴史の中でどういう位置づけになるかを考えながら行動している点にある気がします。文章も構成も単に時系列で並べるのではなく、読み物として人を引きつける力があります。また、生と死の狭間を行き来する探検で「生きる」ということがリアルに表されています。
自分がやっているトレイルランニングはこの人がいう探検とはとても言えない次元のものだとしても、この人の持つ「姿勢」みたいなものは共通する何かがある気がします。
100マイルレースを経験して燃え尽きかけているトレイルランナーにとって新しい何かを与えてくれる本だと思います。
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by run-lenotre
| 2016-04-10 08:04
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