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あの楽しかった筈の。

あの楽しかった筈の上田バーティカルレースが今年はどんなものでしょうか。
一般、エリート両コースを走った経験からすると、一般コースは正直里山の緩やかな一気登り。それに比べややテクニカルな下りと筋力が要求される急登があるエリートコースはある程度経験を持つランナーなら充分に対応できる面白いコースでした。

それがエリートコースに関して今年はとにかく「敷居」が高い。
ランネットなどでは普通にエントリー出来ず、まずスカイランニング事務局にメールをして「審査」してもらう仕組み。
もっともこうなったのには理由があるらしく、昨年のエリートコースで「遅い」年配ランナーが「蓋」となって一部のランナーから不満が上がったらしいのです。
実際、自分も下りの九十九折りでなかなか道を譲ってくれない年配のランナーを追い越すのに苦労しましたが、「後ろに付かれたらコースをゆずらないと失格」というレギュレーションをもっと徹底するべきではなかったかと思います。
自分は下りでは何人かのランナーに追いつかれたらすぐに道を譲りましたし、その後上りで抜き返すときは反対に譲ってもらえました。

ただ、協会としては自分の様にそれほど速くもなく、JSAの会員でもないランナーにはどうやらエリートコースへの参加は遠慮してもらいたい意思がうかがえるのです。

エリートコースの参加資格は前年度のゴールタイムが規定の時間内もしくはJSAの会員であること。本来、遅いランナーの「排除」が目的ならJSA加入・非加入を問わず純粋にタイムで区分けするべきではないでしょうか。

ロードマラソンではよく陸連登録者が前ブロックからスタート出来る特典があります。
未登録ランナーがスタート後、フルマラソン5〜6時間レベルの「壁」になった登録ランナーをぬって追い越していく光景を目にすることがありますが、スカイランニング協会も「実力」とは異なるこういう身内びいきのシステムを踏襲していくのでしょうか。

昨年の参加者総数380人ほどの半分のカテゴリーがJSAの会員もしくは会が認めたランナーのみでは、もはや上田市を代表する「開かれた」アウトドアイベントとは言えない気がします。

「一般」の人は子供達と一緒に里山コースへどうぞ、という事なのでしょうが、里山の一気登りではテクニックは全く関係なく、身軽で元気な中高生がやたらと速いので、出ても全然面白くはありません。

そういうこともあって、自分は一応参加規定タイムはクリアしていますが、今年は応援も含めて不参加予定です。


老若男女が楽しめる筈だったスカイランニングですが、エリートとその他の人たちという区分けがはっきりしてきて、どうやら自分が思ったアクティビティとは若干方向性が違ってきたような気がします。


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by run-lenotre | 2017-02-26 17:17 | トレイルレース