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ランニング日誌


by run-lenotre

Madarao Forest Trails 50k 2108

今年も斑尾フォレスト50を走ってきました。

週中頃から心配されたお天気もどうやら保って、当日時々日も射す薄曇りのトレイルラン日和となりました。

・・・さて、例によって前日土曜日の早朝に出発。渋滞もなくすんなり飯山に到着できました。早速恒例の露天風呂へ。

前回は霧で真っ白。何もみえませんでしたが、今回は紅葉が始まった山々やアルプスを見渡すことが出来ました。連休翌週のためかお風呂も貸し切り状態。

一汗流してこれまた恒例になってきた道の駅へ。大層な賑わいだと思ったら、きのこ汁と新米のミニおにぎりが振る舞われていました。早速いただいた後、まだお腹が空いていたのでカフェで朝カレーセットを注文。

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アップルパイもつけてしまいました。旅に出ると気が緩んで炭水化物やら甘味やらへの自制心がなくなってしまうのは困ったものです。

・・・お腹も一杯になり受付会場へ。

ブースが設営されている最中でしたが、知り合いの方々とお話をしながら設営が終わったばかりの整体コーナーへ。

先週はハードなフィールドワークが続いたこともあり、全身を念入りに施術していただきました。

向こう脛と内転筋が特に固まっているとのこと。腿の付け根の内側をグリグリやられて久しぶりに悶絶しました。

受付を済ませて、今年から始まったキッズレースを応援して一旦宿へ。

ウエルカムパーティーの前にひとっ風呂。

コースガイダンスは今年もパスしてパーティーの15分前に再び会場へ。

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来賓の挨拶の後、乾杯の音頭があり、会食開始。

同じ会場でも人数が多すぎて殺伐とする信越五岳と違って、こちらは和気あいあい。

あらためて適正人数のいい大会だなあと思います。

知り合いの方々と談笑して、お腹も一杯になったことから閉会前に退場。宿に戻って翌日の準備をして早めに就寝。

翌朝。

6時半のスタート前ギリギリまで宿にいてトイレなどを済ませます。

5時45分に会場に向かい、朝食。

今年はサンドイッチと菓子パン、バナナとミネストローネ、コーヒーとミルクをチョイス。

念のためもう一回トイレの列に並び、いよいよスタート地点へ。

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今年もほほ最後部に位置取りしました。スタート5分前にはウィンドブレーカーを脱いでおきます。

ほとんど渋滞とは縁の無いこの大会、スタート直後から自分のペースで走れます。

6時半スタート。

今年の信越からスタートして2〜300m行ったところからゲレンデを登るコースに変更されていますが、すぐに例年と同じコースになります。スタートゴール会場上のゲレンデを横切って応援の方々の声援を受けいよいよトレイルへ。

登って、降りて、林道を走り、第一エイド。

既に汗をかき始めていたのでここで一杯の給水。今年はマイカップ持参。

再びトレイルに入るとここから第二エイド手前の長ーい砂利道までは「スズメバチゾーン}。

信越五岳でも斑尾フォレストでもこのエリアでほぼ毎回スズメバチが多数のランナーの足音に驚いて出現します。

危険エリアがもうすぐ終わりそうだな〜、と思ったら渋滞。あと少しで砂利道の林道に出られるところでした。

去年はハチが飛ぶ中を無事に通過できましたが、今年はどうか。

停滞していても埒があかないので自己責任でウィンドブレーカーを被り突入しました。

オレンジ色の奴らがブンブン飛んでいます。

しばらく走って左腿の後ろ側にチクリと痛みが・・・。「痛ッ!!!」。

・・・やられました。一箇所だけですが、左太股の後ろあたりを。・・・そこからダッシュ。

自己責任で突っ込んだランナーのほとんどもお尻やら脇腹を刺されていました。中には顔を二箇所ほど刺された女性も。

しばらく行って安全を確かめてから、リュックからムヒEXを取り出してペタペタ。

患部がみえないのでポイズンリムーバーは使用せず、そのまま第二エイドまで向かう事にしました。

斑尾エリアでは過去2回ほどスズメバチに刺されていますが、いずれもシロスズメバチなどの「地バチ」系だったのでたいした事は無かったのですが、今回のはオレンジ色の本格的なスズメバチ。痛さがこれまでと違います。ヒリヒリ、チクチクします。

第二エイドに着いてボランティアの方にポイズンリムーバーで吸い出してもらいますが、あまり慣れていない方だったのか、軽くスポッスポッという感じで効いた気がしません。
・・・まあ、リムーバーは効果が無いという説もあるのであまり気にせず、痛みはどうせレースが進めば、他の部分がもっと痛くなるから大丈夫だろうとそのまま斑尾山の登りに入りました。

そんな事もあってか、タイム的には昨年の自己ベストから既に10分以上の遅れ。
体重が昨年より2〜3キロ増えているのでそんなものかもしれません。

段々傾斜がきつくなる斑尾山の登りをほぼ終えて手前の大明神岳山頂に到着。

ここ2年程斑尾山からの下りで必ず足が攣ったり転倒したりするのでここで芍薬甘草湯とジェル、マグマを投入。・・・気合いを入れます。

が、しかし。下りで木の根を避けて足先を左右横に向けて着地するなど「変わった動き」をするとたちまち「ふくらはぎ」がヒクヒク。・・・左ふくらはぎがやっぱり攣りました。

10人程に追い抜かれました。何とか治まってその後を追います。

第三エイドレストランバンフ手前のゲレンデに下りる雨が降ると「滑り台」と化す九十九折りは今年は乾いており無事走って下りられました。

エイドでトイレに行くと体調はやや脱水気味。エイドではコップ2〜4杯ほど給水していますがそれでも足りないようです。

エイドを出てやっと気持ちのいいトレイルに入ります。路面はやや湿って時々ぬかるみもありますが斑尾にしてはかなり走りやすいコンディション。

湿原を抜け、登り基調のトレイル過ぎ一旦舗装路に出てから袴岳への登りに入ります。

斑尾フォレストは斑尾山、袴岳、毛無山と三つのピークがありますが、段々と楽になっていくのが救い。山頂が近づくにつれ岩がゴロゴロしてくる斑尾山に比べると袴、毛無は最後までフカフカで斜度も楽です。

四度登るという袴岳山頂からは気持ちのいい九十九折りの下り。足が疲れて若干軽快感がなくなってきましたが、何とか次のエイドまで続く林道まで降りてこられました。

この第四エイド赤池までの登り基調の砂利道を走りきれるかどうかで大きくタイムが違ってきます。

ここは頑張って何とか走りきり、第四赤池エイド。第三エイドからはコーラの水割りを飲んでいましたが、ここでもそれを3杯ほど。シャインマスカットも10粒ほどいただいてエイドを出ます。

再びトレイルに入り、湿原横の駐車場でトイレに立ち寄り、再び希望湖に向かうトレイルに入ります。細かなアップダウンが続き、ここも楽は出来ません。

やっと希望湖に出ていよいよ最後の毛無山への登り。

このあたりから大腿四頭筋に痛みが出てきて、登りでは腰から股関節、大臀筋に手を当てて意識しながらそれらを使うように意識しました。

毛無山の登りはたいした事はありませんが、下りでは前腿が痛い。

下り終わって希望湖までのトレイルは細かなアップダウンが続きますが、ここもほとんど走って通過しました。

希望湖まで戻り、やっと最終エイド。

ここで旧知のUKさんに遭遇。自分よりはるかに走力の高いUKさんですが、今回数年振りのトレイルレースということでかなり疲れた様子。少し話をして「じゃあ、ゆっくり行きます」と先に出発されました。

自分もコーラの水割りと梨をいくつかいただいて出発。

数百メートル行ったところでUKさんに追いついてしまいました。

「バッテリー切れです・・・」というUKさんに「無理しないで、それじゃあ後で・・・」と言って追い越したのが逆効果でした。しばらくすると後ろから人の気配。

UKさんの「スイッチ」が入ってしまったようです。その後、数キロに渡って頑張って先行するものの、結局「すいません・・・」と言われて抜き返されてしまいました。

その後はいつものマイペースに。

ペンション街を抜けて、高原ホテル前を通りいよいよゴール地点へ。両前腿が痛い痛い。

去年のタイムを13分ほどオーバーしましたが、これ位は何とか死守したいと思ったタイム内でゴール。


お天気にも恵まれた2018年の斑尾フォレスト。


今年もまた新たな課題が見つかって来年以降もエントリーしたくなるいい大会でした。

もっとも、やっぱりスズメバチ対策だけはもうちょっと考えなきゃいけないと思いました。



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by run-lenotre | 2018-10-16 21:29 | トレイルレース